終活とは人生をより良く生きる作法

終活とは?エンディングノート・親の介護・老後の生活など、自分らしい最期を迎えるために必要なことを考えています。

芸能人の終活宣言も多くなっています

 芸能人はどんな終活をしてるのか?

最近芸能人や有名人でも終活をする人が増えているようです。色々なところで取り上げられたり、バラエティ番組で告白したり、本まで出されてる方もいます。

 

病気をしたことをきっかけにしたり、元気なうちから財産などの生前整理に取りかかっていたり、終活のスタイルは様々ですが、自分が亡くなった後を想定して、人生を前向きに捉えて終活に取組んでいるようです。

 

世の中に影響力を持っている芸能人や有名人の人達が終活の必要性や取組んでいる姿を語ってくれるのは良いことです。終活のイメージもより取り組みやすいものになってきたと思います。

 

それぞれの想いや立場で、真剣に終活を考えている芸能人や有名人。その人らしい終活の仕方を参考にしてみませんか?

中尾彬池波志乃ご夫妻

芸能界のおしどり夫婦として有名なお二人ですね。テレビ番組でも、ご夫妻の終活を取り上げていました。

お二人は、夫婦で「”終活”しよう」と言ったこと一度もない」と言っておられますが、「今やるべきこと」と着々と進めていたことが、世の中ではまさに「終活」と呼ばれる活動だったようです。

中尾さんの多臓器不全での入院が終活のきっかけだったようですが、「誰にも迷惑を掛けずにいなくなる」を目標に掲げて「中尾さんの趣味のアトリエを処分」「夫婦の写真を焼却処分」「お葬式はしない」「お墓は自分たちで作る」などをと取り決めているそうです。

自分たちの終活を本にまとめた「終活夫婦(講談社)」の出版記者会見では、トレードマークのねじねじを200本処分した(された)ことを発表されています。

奥さんの志乃さんは、「終活は断捨離とは違います。必要のないものを捨てるのではなく、捨てられて悲しいと思うのは捨てないようにするのが大事」と、終活が心を安らかにするためのものであることを強調しました。

 

なんだかご夫妻で終活を楽しんでいるようにも見えます。夫婦で行う終活の理想なのかもしれませんね。

 

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画像:Amazon

秋野 暢子さん

ファッション、ダイエットにも造詣が深く、多方面でマルチな才能を発揮している女優さんです。平成29年に60歳を迎えたことを期に「病気で回復の見込みがなくなったら、延命治療はしないでほしい」と家族らに意思表示されました。

また、「還暦後をどう生きるか」をテーマに一般財団法人「日本尊厳死協会」(本部:東京)へ入会するなど、積極的に終活に取り組んでいます。

実は、秋野さんのお母様も、60歳になったときに同協会に入会していたそうです。いつも「元気なうちから絶対に延命しないで」と口にしていた、お母様が78歳の時に危篤状態になりました。

秋野さんは悩んだそうですが、母の希望どおり延命治療を断りました。それがよかったのか思い悩むこともあったそうですが、自分が60歳になり、母の立場になった時に、それは母が娘に迷惑がかからないようにとの愛情だったと気づいたそうです。

秋野さんは人生の最期を意識することで、毎日を大切に生きようという気持ちが、いっそう強くなったそうです。食生活に気を使い、毎日ランニングも欠かないそうで、人生を前向きに捉えて終活に取組んでいるようです。

秋野さんが加入している「日本尊厳死協会」は、小泉純一郎元総理大臣氏や元トヨタ自動車会長の奥田碩氏などが顧問を務める延命措置についての生前意思を残したい方の支援を行っている協会です。関心がある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

泉ピン子さん

おしん」、「渡る世間は鬼ばかり」など、女優として数々の業績を残す泉ピン子さん。もともとは三門マリ子の名でウクレレ漫談の牧伸二さんに師事してお笑い芸人でしたが、今では、誰もが認める大女優です。 

そんな泉さんも、脚本家の橋田壽賀子さんが終活を始めたのをきっかけに、自身も自らの人生の幕引きを考え始めたそうです。テレビ番組で、それまで大切にしていたトロフィーや縦などをすべて処分したことを告白しています。また、着物や宝石も親しい人たちに“形見分け”する手配も行っている

「自分の思い出の詰まったものを、夫は捨てられない」との思いから、生前に処分することを決意したそうですが、亡くなった後の旦那さんの気持ちを考えた泉さんらしい行動だと、多くの共感を集ています。

坂上 忍さん

今やテレビで見ない日がないほど活躍著しい坂上さん。子役で幼い頃からお茶の間を楽しませてくれました。現在はバラエティ番組に司会などでマルチに大活躍しています。

そんな坂上さんも50歳の若さですでに人生の区切りをつけているようです。現在は独身で、愛犬と楽しく暮らしていますが、「マネージャーさんへの退職金」「子役事務所の引き継ぎ」「愛犬の譲渡先」などについて、すでに弁護士や税理士に相談して遺書も作成しているそうです。

事務所を経営している芸能人は、自分が亡くなった後に困らないように準備しておかなくてはならないと感じたのでしょう。50歳と早いようにも感じますが、自身に万が一が合った場合に、周りを混乱させないための坂上さんの配慮と言えるでしょう。

財前直見さん

1984年に航空会社のキャンペーンガールとしてデビューし、その後女優として映画やドラマで活躍されている財前さん。

シングルマザーとして男の子を育てながら「お母さんの頑張る姿を形にして見せたい」と以前からいくつもの資格を取得するなど、アクティブな一面を持っています。

彼女もやはり、身近な人の死を体験し、きちんとしたものを書き残しておかなければ、家族が戸惑ってしまうと痛感されたそうです。それをきっかけに、エンディングノートを書き始めました。

財前さんは「エンディングノートという名前に、ネガティブな印象を抱いてしまう人も多いです。私の周りの高齢の方なども「(死んだときのことを書くなんて)縁起でもない!」って言ったり。若い人であればイメージができなかったり。でも、こういったノートは、「今から未来を見据えて生きる」ということを大事にするために、作ってほしいんです」と語っています。

終活のためにと、終活ライフケアプランナーやシニアピアカウンセラー、心理カウンセラーなど、6つもの資格を取得されて、高齢者だけでなく、若い人にも終活を広めたいと張り切っています。

数々の資格取得といい、フットワークの軽さと行動力を見習いたいですね。

終活を前向きにとらえる生き方を学ぶ

様々な年代の芸能人・有名人が終活に取組んでいますが、メディアで取り上げられる彼らの終活は、決してしんみりするようなものではないことがわかります。

日本では死をタブー視する傾向がありました。しかし、芸能人や有名人が口にすることで、ネガティブなイメージが薄れてきたように感じます。

そして、彼らはまだまだこれからも活躍する気満々で、残りの人生を自分らしく生きるために前向きに「終活」に取組んでいます。

やはり、私達に憧れをいだかせてくれる彼らの前向きな姿勢は、私達もこんな「終活」がしてみたいと感じさせてくます。 芸能人・有名人の生き方をにヒントして前向きに終活を考えてみませんか。