終活とは人生をより良く生きる作法

終活とは?エンディングノート・親の介護・老後の生活など、自分らしい最期を迎えるために必要なことを考えています。

終活写真とは 生前に準備する遺影写真

 

以外と大変。遺影写真選び

葬儀に欠かせない遺影写真ですが、皆さんはこんな経験ありませんか?

知人の葬儀で飾られていた遺影写真がとても若かった(不自然)。親の葬儀で遺影写真にできる1枚を探すのが大変だった。いざ葬儀となったら、探しても良い遺影写真がない!

何かのときに撮った小さな写真を無理やりに拡大引き伸ばしたけど表情もいまいち、その上、ボケた仕上がりに。それでも仕方なく祭壇に飾るしかない。

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終活で生前に準備する遺影写真

遺影写真に使える写真がないと慌てる。こんなことのならないように、生前に遺影写真を用意しておけば、残された家族があわてないで済みます。

まず、自分で納得した写真を残すことが出来ますし、元気な時の生き生きとした表情を残すことができます。

また、遺影写真は葬儀のときだけでなく、自宅でご家族が毎日対面するものです。遺影を見る度に思い出が甦ったり、勇気づけられたり、話かけたり、家族の心の拠りどころになる写真です。


だからこそ、元気な姿で写った1枚を残しておきたいものです。あなたらしい素敵な写真を残しておけば、ご家族もきっと喜ぶでしょう。

ご家族からの依頼が増えています

最近は、本人からの依頼だけでなく、息子さんや娘さん、お孫さんなど家族から撮ってほしいと依頼がくることも多いようです。
歳をとってきた両親の万が一のことを考えた時に、ふと、最近の両親の写真がないことに気づいて、親の元気な姿を残したい、心の支えとなる写真を撮ってほしい、そんな考えのご家族が増えているようです。

写真スタジオに出掛けるのは億劫

改まった写真を撮ろうとすれば、写真スタジオに出掛けて撮るのが一般的です。これは「遺影写真」でも同じでしょう。

しかし、終活で撮る遺影写真は、ほとんどの方が高齢者。車を運転できるパートナーやご家族がいれば何とかスタジオまで行き写真を撮ることができるでしょうが、一人でいくのは心細く、家族に頼むのも気が引けたり迷惑になるか思ってとあきらめている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。


歳をとればとるほど、出掛けるのが億劫になってくるものです。また、予約したものの初めての場所での撮影は表情が固くなり、自分らしい表情を残せない可能性もあります。

出張撮影なら自宅でできます。

実はスタジオ撮影以外に出張撮影サービスを行っている写真スタジオも沢山あります。出張撮影とは、プロカメラマンがご自宅やご指定の場所にお訪ねして、その場で専用機材を使ってスタジオを作り上げて撮影するサービスです。

地域に昔からある写真館でも問い合わせしてみれば出張撮影に対応してもらえるかもしれませんので一度確かめてみることをお勧めします。

出張撮影を専門としている業者も多くいますので、「地域名 遺影撮影 出張」と検索すれば出てくると思います。

 

「移動手段がない」「運転に自信がない」「一人で行くのは心配」「忙しい家族に頼むのは気が引ける」「足腰が悪く、慣れない場所にはあまり行きたくない」「元気だけど足腰の悪い親に遠出させるのはどうしたものか」「施設に入居中で外出できない」等々

このようにお考えの方は出張撮影による遺影写真撮影を考えてみてはいかかでしょうか。

ある写真スタジオが訪問して生前遺影撮影した最高齢は85歳の方だったそうです。家族からの依頼で、入院中の病室で撮影されてようです。今後はこのような方がますます増えていくのではないでしょうか。

でも、遺影写真なんてまだまだ早い?

でも、まだ元気なのに遺影写真なんて思われている方も多いと思いますが、生前の今しか、ご自身でお気に入りの写真は選べません。

ご自宅に将来飾った時に、話しかけたら返事が返ってくるような写真であれば、家族にとっては幸せな宝物になります。焦って作られた間に合わせの写真ではなく、最高の笑顔の写真や自分のお気に入りの写真を飾って欲しいとは思いませんか?

元気な今だからこそ人任せにせず、自分と家族のためにとっておきの写真を撮っておきましょう。