終活セミナーの内容とは？どんな種類があるの？
「終活」という言葉はマスコミなどに取り上げられることも多くなり、いまやほとんどの方が知っているでしょう。また、実際に終活を始められている方も少なくないと思います。
しかし、中には実際に終活を始めるとなると、具体的に何から始めたらいいのかが分からず、なんとなく先延ばしになっている方もおられるのではないでしょうか。
そんな方のガイド役となるのが、近年増えている「終活セミナー」です。現在では全国各地で、行政やさまざまな団体で開催しています。もちろん、終活について学べるセミナーは、さまざまな内容のものがあります。
検索サイトで「終活セミナー 〇〇〇（都道府県などの地名）」などと検索すれば、行政、公共団体、葬儀会社、終活支援団体などが主催するセミナーの情報がたくさん出できます。
あまりにも多すぎて、どれを受講すればよいのか迷ってしまう方も多いと思いますので、ここでは大まかにセミナーのタイプ別に分けて紹介したいと思います。
終活全般についてのセミナー
一口に「終活」と言っても、葬儀や相続の基礎的な知識や、エンディングノートや生前整理など、その内容は多岐にわたります。
そもそも終活とはどのようなものなのか？なぜ終活を行うべきなのか？具体的には何をすべきかなど、終活という取り組み全般について理解するような内容のセミナーです。
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「これから終活を始めたい」「とりあえず終活とはどんなものなのかを知りたい」という方は、まずはこうした終活全般について扱ったセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。
葬儀や相続の基礎的な知識や、エンディングノートや生前整理など具体的にどのように取り組んでいけば良いのかなど、終活をする人が知っておきたい内容について広く学ぶことができます。
相続や生前整理について（特化したセミナー）
相続や生前整理について学べるセミナーです。とかく相続や遺品整理は、家族間のトラブルの原因になったり、手間がかかりがちな問題です。
相続についての考え方や法律で決められていること、実際の遺言書の書き方や法的効力、注意すべきポイント、生前整理を行う場合のポイントなどについて、専門家の解説で知識を深めます。
検索サイトで「相続セミナー 〇〇〇（都道府県などの地名）」などと検索すれば、法律事務所、行政、不動産会社などが主催するセミナーの情報がたくさん出できます。
葬儀やお墓について（特化したセミナー）
葬儀全般（葬儀社の選び方、葬儀の形式や種類）やお墓（お墓選びやお墓の管理）について、最近の事情や種類、費用などを学べるセミナーです。自分が亡くなった後、葬儀やお墓をどのようにしてほしいのか、葬儀やお墓にかかる費用については、残された家族を困らせないためにどうしたらよいのかなどを含め、しっかりと考えて伝えておきたい内容について学ぶことができます。
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体験・イベント型セミナー
一般的な受講型セミナーとは少し異なりますが、体験型の終活セミナーも近年増えています。
例えば、実際にお棺に入ってみる入棺体験、VRを使ってリアルな自分の葬儀の体験、通夜料理の試食などです。
「お棺に入ってみるなんて少しやりすぎでは」とも思いますが「死者の目線」を体験することで、終活に対する考え方を深めていくことを目的としています。遺影の生前撮影会なども、この体験型セミナーの一種ですね。
参加者は、自分が亡くなった後を考えて落ち込む方が多いのかと思いきや、会場の雰囲気は想像より明るく和やかな雰囲気であることが多く、実際に体験してみることで死に対する意識が変わったという方もいるなど好評なようです。
まずは興味のあるセミナーから
全般型、特化型、体験型と、終活セミナーで学べる内容にも、いろいろなものがあります。なにを受講しようか迷うところですが、まずは終活に向けた最初の一歩を踏み出すために、興味のある終活セミナーへの参加を検討してみることがよいのではないでしょうか。
ただし、行政や公共団体が行う終活セミナーは信頼性があると思いますが、民間団体や企業がセミナーを主催している場合はその団体や会社が信頼できるものかどうかをチェックするようにしてください。中にはセミナーを隠れ蓑に、受講者の個人情報を集めるのが目的だったり、商品の売り付けをする悪徳業者も存在するようです。
アンケートなどで個人情報を提供するときなどは注意が必要です。安易に個人情報を提供してしまうと、その後の商品の売り込みなどに利用される可能性があります。
行政や公共団体が行うものは、そのような心配は無いと思いますので、まずはそちらから受講してみてはどうでしょうか。
葬儀会社も、葬儀の事前予約などを目的に行う場合が多いので、申し込む際には、今までトラブルなどがなかったのか、信頼できる業者なのかを確認しておくことが必要です。
葬儀の事前予約も別に悪いことではありませんが、その場合は他の葬儀会社のサービスなども検討して申し込みすることをお勧めします。
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