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進むお墓の低価格化「永代供養墓」が人気に!

さまざまな理由で「永代供養墓」を選択する人が増えています

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終活で自分のお墓をどうするか決めておくことは大事なことです。近年は、さまざまな事情から「永代供養墓」を選択する人が増えてきています。

永代供養墓とは寺院や霊園が承継者に代わって供養や管理をしてくれるお墓のことです。少子化や未婚化で継承者がいない方や、経済的に家族に面倒をかけたくないという理由から、近年需要が高まってきている埋葬方法といえます。

自分が眠ることになるお墓ですので、少しでも満足のいくお墓にしたいもの、今回は最近のお墓事情や永代供養墓を選ぶ際のポイントやメリットについて紹介します。

お墓の費用はいくらかかる  

まずは、墓石を建ててその下に遺骨を埋葬する従来からの一般的なお墓のスタイルです。墓の費用は、「墓石の費用(工事費含む)+墓石を建てる場所の永代供養権(料)」です。f:id:yumeno10jp:20190204000847p:plain

平均購入価格:159万1,778円

最高購入価格:500万円

最低購入価格:15万円

※保険クリニック調べアンケート/サンプル数:500名(男性250名、女性250名) 年齢:40~69歳 調査方法:Webアンケート 調査期間:2014年8月4日~8月5日 

全体的に見ると、100万円~200万円で購入された方が半数以上を占めています。一生に一度の買い物だからこそ、安さだけではなく納得のいくお墓が選ばれているようです。

一番安い購入価格が15万円、最高金額は500万円と、価格差が大変大きいこともこのアンケート結果から分かります。原因として、墓石は材質、デザイン、彫刻内容などで安価なものから高価なものまでありますし、永代供養権(料)も霊園・寺院自体の立地や設備の違い、選んだ区画の広さや立地の違いによって金額に差が出てくることが反映されているものと思われます。

忘れていけないのが管理料

お墓は、墓石代と永代使用権(料)を支払えば、手に入れることはできますが、お墓を維持して行く(引き継いで行く)には管理料が必要となります。墓地購入後に、霊園・寺院へ管理料を納めることになり、休憩所、トイレ、水汲み場、園路、緑地などの共有スペースの維持・管理や、電気代・水道代など、墓所運営にかかる費用に当てられるのが一般的です。お墓を継続的に維持していくためには管理料がかかることを忘れてはいけません。

管理料の金額は、霊園・寺院によって異なり、1年あたり数千円~数万円と様々です。
これは永代使用権(料)と同じで、霊園・寺院自体の立地などよって、墓地の維持に必要な費用が異なるためです。また、選んだ区画の広さや立地の違いによっても費用が異なります。

支払いは、お墓を契約したときから始まります。

管理料は一般的に、墓地の永代使用契約をした時点から支払いが始まります。
つまり、墓地にまだお墓を建てていなくても、生前契約でまだ納骨をしていない場合でも支払う義務が発生するので注意が必要です。
料金は毎年、1年分をまとめて支払うのが一般的なようですが、霊園・寺院によっては数年分、もしくは数十年分をまとめて納める場合もあります。

もし、管理料を滞納するとどうなるのか。ほとんどの霊園・寺院では、管理料の滞納が一定期間続くと、規定に基づいてお墓の使用権が取り消されます。使用者のいなくなった墓石は、事前に通知や貼り出しが行われた後に撤去される場合もあるので注意して下さい。

管理料は、お墓の契約後ずっと継続してかかる費用です。毎年の支払額がいくらになるか、負担のない額であるかということは、お墓選びの大事なポイントです。

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従来の高額な墓に代わって普及しているのが「永代供養墓」

従来の高額な墓に代わって普及しているのが「永代供養墓」です。個人で墓石を建てる必要はありません。お寺や霊園が墓石を建てて、家族に代わって墓守をしてくれます。お参りは自由ですが、もしお参りする人がいなくなっても無縁仏・無縁墓になる心配がありません。これが一番のメリットでしょう。

似たような言葉に「永代使用権(料)」という言葉があります。言葉の響きが似ているので混同してしまいがちなのですが、意味はまったく違います。
「永代使用権(料)」とはお墓の土地代のようなもので、墓地の使用権のために支払うお金のことです。従来の一般的なお墓では、一度「永代使用権(料)」を支払えば、お子様やお孫様が墓守として継承し続ける限りいつまでも我が家のお墓として利用することができます。

永代供養墓が安価な訳は?

永代供養のお墓にかかる購入費用は、一般的なお墓を建てるよりも比較的安価となります。その理由は、埋葬方法にあります。

永代供養では、ご遺骨は「合祀(ごうし)」されるのが一般的です。合祀とは読んで字のごとく「合わせて祀る(まつる)」という意味です。

つまり、骨壺から焼骨を取り出し、血縁とは関係無く様々な人のご遺骨と共にひとまとめに共有のお墓に埋葬する方法なので、使用料が安く、個別の墓石を建てる費用が不要となるためです。

永代供養墓は、ニーズの高まりに合わせて、小型墓所タイプ、納骨堂タイプ、屋外ではなく都心のビル内に墓石を置くタイプなど様々なタイプが出てきています。宗旨宗派も問いません。また、生前に申し込めるので、子どもなど墓守をする人がいないという場合は費用に面だけではなく、永代供養墓を検討されることをおすすめします。

永代供養墓にかかる費用は?

近年では、要望に合わせた多種多様な永代供養プランがあるため一概に言えませんが、大きく分けると、合祀専用のお墓永代供養がセットになっているお墓の2種類になります。合祀専用のお墓の場合は、一般的なお墓に比べ、かなり安く費用を抑えることができます。

*金額はあくまで目安としてお考え下さい。

合祀専用のお墓の場合

いわゆる「永代供養墓」「合祀墓(ごうしぼ)」「合葬墓(がっそうぼ)」などと呼ばれるお墓です。様々な人と共同でひとつのお墓を利用します。
埋葬を済ませたら、その後はすべて霊園や寺院に任せることになるので、お墓の管理や継承の心配がありません。価格の目安:10万円~30万円程度

※永代供養墓の立地やつくりによって価格は異なる。
※価格の目安は、1霊あたりの金額。

※年間管理料などの維持費はかからない。 

永代供養がセットになっているお墓の場合

単身者やご夫婦だけの一代限りのお墓、またはご夫婦とお子様の2世代用として利用できる、永代供養がセットになったお墓です。お墓に使用期限が設けられているのが特徴です。決められた期間内は一般的なお墓と同じように“我が家のお墓”として利用できます。契約した使用期限が過ぎた後は合祀され、霊園やお寺での供養に引き継がれますので、無縁仏になる心配がありません。墓石型の一般的なお墓や、納骨堂などで金額は変わってきます。近年では様々なスタイルのお墓が提案されていて、この永代供養付きプランが増えています。
価格の目安:30万円~200万円程度
*個別利用する期間中のお墓のつくりによって価格帯は様々です。例えば、骨壺が入る程度の狭いスペースの納骨堂は数10万円程度で利用できますが、スペースが広く、一般的なお墓と遜色のない立派な墓石タイプの墓地ですと、70~200万円程度が相場のようです。

【価格を左右する要因】
*お墓の仕様(墓石・納骨堂など)
*個別埋葬される期間(17回忌まで・33回忌までなど)
*個別埋葬時の占有スペースの広さ
*墓石の大きさ・デザイン
*立地・地価

生前にお墓を決めるメリット。お墓の生前購入は節税になる

遺族が故人の遺産からお墓を購入する費用を捻出すると、その遺産は相続税の対象になります。しかし、故人が亡くなる前に自分のお墓を購入しておけば、相続財産にはなりません。実は、生前にお墓を購入しておけば、その分遺産総額も少なくなり、相続税の節税にも役立ちます。終活の第一歩として、体が元気なうちに「お墓をどうするか」を計画しておきましょう。

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まとめ

「永代供養墓」は、ニーズの高まりに合わせて、小型墓所タイプ、納骨堂タイプ、屋外ではなく都心のビル内に墓石を置くタイプなど様々なタイプが出てきています。宗旨宗派も問いません。また、生前に申し込めるので、子どもなど墓守をする人がいないという場合は費用の面だけではなく、永代供養墓を検討されることをおすすめします。 

 

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