終活とは人生をより良く生きる作法

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墓じまいの費用は高額になることも。まずはしっかりとした計画が大切です。

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建立時にそれなりの費用がかかるお墓ですが、墓じまいにもいろいろと費用がかかり高額になる場合もあります。今回は、気になる墓じまいの費用について説明ですが、よい墓じまいになるよう、それぞれの費用を把握して、しっかり計画を立てましょう。

*金額は、寺院や墓地の場所、地域の習慣などによって変わってくるのが普通です。目安として参考にしてください。

 手続きや作業についての参考記事:

shuukatsu-junbi.hatenablog.com

必要書類の種類と費用

墓じまいをするには、さまざまな書類と手続きが必要です。 市町村役場で発行される「改葬許可証」は無料ですが、改葬許可証を取得するために必要な「埋葬証明書」や「受入証明書」には、数百円から数千円かかる場合があります。

*埋葬(納骨)証明書:現在の墓地の管理者が発行

*受入証明書(永代供養許可証):改葬先の管理者が発行

散骨や自宅(手元供養)に遺骨を引き取る場合も、時間をおいてどこかへ納めたいときに「埋葬証明書」が必要になります。念のためもらって保管しましょう。

手続き代行の利用

墓じまいには、さまざまな手続きが必要ですし、行政への届出も発生します。ご自身でこれらの手続をするのが難しい場合には、行政書士などの専門家に依頼することになります。この場合の費用は手続き内容によっても変わりますが、通常10万円~30万円ほどかかるとされています。

魂抜きの儀式にはお布施が必要

お墓には、故人の魂が宿るとされていますので、僧侶によりその魂を抜いて、墓石を単なる物体にする儀式を行います。「魂抜き」や「閉眼供養」などと呼ばれる儀式です。寺院の霊園だけでなく、公共の霊園にあるお墓でも、墓じまいのときには必要な儀式です。

通常は墓石を動かして遺骨を取り出しますので、撤去作業を行う石材店に依頼することになります。日程等はお寺、霊園、石材店とよく調整して決めます。 「閉眼供養」の際に僧侶にお渡しするお布施は1万~5万円程度とされています。一般的に、さまざまな法要と大体同じくらいの金額とされているようですが、お布施の金額はあらかじめ確認しておけば安心でしょう。

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離壇料とは

菩提寺にお墓があり、別の場所へ改葬する場合は、お寺へのお礼の意味も含めて「離壇料」を渡します。本来はお布施として、お世話になった感謝を表す金額を包むものです。離檀料の相場は1回の法要のお布施の目安と同様に、3万~15万円あたりが相場とされています。もちろん、おつきあいの年数や状況、お寺の格によっても変化しますが、20万円くらいまでが目安のようです。

離壇料は必ず払わなければならないものというわけではありませんが、お寺は日々檀家の仏様の供養を行っています。気持ちよく墓じまいを行うためにも、改葬を考えた時点で菩提寺に相談し、教えていただきながら進めるようにしましょう。

お墓の撤去作業費用

通常、お墓の敷地はお寺や行政から借用しているものです。そのため墓じまいをする際は、全てを撤去し、更地にしてお返しするのが通常です。霊園墓地の場合も更地にして返還することが多いようです。管理事務所に事前に契約内容を確認しておきましょう。

基本料金のパターン

目安としては1平方メートルあたり10万円程度が相場といわれていて、作業の基本料金が含まれます。撤去作業は石材店に依頼することになりますが、寺院や霊園が紹介してくれる場合がありますのでまずは相談してみましょう。

基本料金で済むのは、お墓にクレーンを横付けできたり、塀越しにクレーンが使える場合です。作業が容易で時間もかからずに処理できれば、費用を抑えることも期待できるでしょう。

また、撤去作業は費用もそれなりにかかりますので、紹介された石材店以外にも2、3社の見積もりを取ってみることをおすすめします。

作業内容によっては追加料金も必要

撤去費用は、墓地の広さ、墓石の大きさや量、撤去作業の方法や工数によって変わってきます。たとえば、機械(クレーン車やトラック)を使うことが容易なのか、全てを手作業で行わなければならないか、どの程度の人手と日数がかかるか、場所が入り組んでいるかなど様々な状況でかかる費用は変わってきます。

例えば、階段の上などで機械がまったく入らないお墓や、土葬などで人力作業のみでの墓じまいになると費用は高額になります。また、お墓の土台に鉄筋が入っている場合は壊すのに手間がかかるので、追加料金が発生します。必ず石材店に現地を確認してもらい、見積りをとるようにしましょう。

改葬先へもお布施が必要

近年は墓じまいのあとの改葬方法に永代供養を選ぶ人が多いようです。これは、最初に一定の費用を支払えば、後の費用は発生せず、将来にわたって供養してもらえるというのが理由で、墓の継承者に余計な苦労やお金を掛けさせたくないという気持ちからでしょう。

永代供養でも納骨する際には、納骨式の法要と僧侶へのお布施が必要となります。 最初から合祀でよい場合は10万円、数年納骨堂に安置した後に合祀の場合は、30万~50万円が平均といわれています。

注意するのは、お布施はそれぞれ遺骨1体分にかかる費用ということです。複数の場合には、その遺骨それぞれに必要となります。夫婦などで複数を同時に納める場合は、安くなるところあるようですので、事前に相談しておきましょう。

もちろん、永代供養の形や納める場所の格などによって、5万円代~100万円と相場にも大きな幅があり、費用も大きく変わるのが実情のようです。

遺骨の洗骨・粉骨費用

墓じまいのあとの遺骨は、きれいに洗ったり細かくしたりの作業が必要な場合があります。洗骨は自分でもできますが、専門業者に依頼した方が良いでしょう。専門業者に依頼すると1体2万円程度、散骨などのために粉骨にする費用は1万円程度が相場のようです。

 

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まとめ

「墓じまい」をする場合には、50~100万円程度のお金がかかることも珍しくありません。ここに新しい墓地の購入費を加えればさらに費用はかさみます。家族でよく話し合い、しっかりと検討されることをおすすめします。

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