生前整理のやり方
それでは、具体的な生前整理のやり方について、紹介します。
財産の目録を作る
先ずは大切な物・必要な物を処分することのないように、財産目録の作成から始めましょう。集めたものは、大きめの箱を作っておき、そこにまとめておきます。
絵画、壺などの骨董品など大きなものは、保管する部屋を決めて誰にでもわかるようにしておきます。
財産目録(例)
・健康保険、年金手帳、保険証書類などの書類や証書
・不動産関係の権利書
・銀行、郵貯などの預貯金通帳、株等の有価証券
・絵画、壺などの骨董品
・貴金属、車などの資産価値が高い物
長年使っていない物を処分する
古本や雑誌などを整理し、価値の無いものは資源ゴミとして、まだ価値のあるもの( 小説や、単行本、学術書 )などは、古本屋やリサイクルショップに売ったりすれば、多少ですが換金できます。
ネットオークションや、フリマアプリのメルカリなどで売りに出すのもいいでしょう。多少手間は掛りますが、案外高値で売れるものもあり、古本屋などでの買い取りよりも金額は高くなります。
オークションやフリマアプリなど無理、パソコンは苦手なんて言わないで、新しいことに挑戦することも認知症予防に有効ですよ。
同じく小型のもので、売ることのできる貴金属や、趣味で使ったもの(カメラや釣り竿など)も必要な物だけ残して処分しましょう。
箪笥、ベッドなど大型の家具が必要なくなった場合には、まだ状態の良いものは、リサイクルショップで買い取ってもらい、買い取ってもらえなかったものや状態の悪いものは、粗大ゴミとして処分しましょう。
不用品(例)
・書籍や雑誌等、古書
・腕時計、指輪、ネックレス等の宝飾品
・衣類、雑貨などの日用品で使用しないもの(ブランド品含む)
・趣味の道具(ゴルフセット、カメラ、釣り竿など)
・壊れている、もしくは不要な家電や家具、健康器具など
処分に迷うものはどうする
昔の写真は、不要なものは思い切って捨てて、残しておきたいものを年代ごとにひとまとめにして、整理しておきます。
亡くなった配偶者(妻・夫)の洋服は捨てにくいものでしょうが、とって置いても仕方ありません。
もし、どうしても残しておきたいのであれば、特に思い出深い何着かを残しておいて処分してはどうでしょうか。それでも捨てられない場合は、写真やビデオに撮影して残しておくという方法もありますよ。時計や貴金属も同様です。
生前整理の代行業者の選び方
最近は、生前整理を請け負う会社が増えています。生前整理は一人でコツコツ行うことも可能です。
しかし、何をどう処分したらいいのかわからない、高齢で重いものが持てない、などの場合は、業者に依頼することも検討してみてはどうでしょうか。
生前整理を依頼するときには、経験とノウハウを持った会社に依頼して下さい。わかりやすい基準として、生前整理や遺品整理に関する資格の保有の有無があります。
一般社団法人「生前整理普及協会」が認定する「認定作業士」という資格には、生前整理アドバイザー・生前整理認定作業士・生前整理診断士などがあります。遺品整理士、終活カウンセラーなども同じカテゴリーの資格です。
これらの資格を保有している方が勤務している会社は、生前整理、遺品整理に対し責任感があり、任せて安心な業者だと言えるでしょう。
生前整理には、いつまでにしなければならないという期限はありません。ゆっくりと少しずつ始めてよいでしょう。それでもやる気が起きないという方は目標を設定してみてはどうでしょうか。
無駄なものが減ったら空き部屋を趣味の部屋にする、ゲストルームにする、事務所してビジネスを始める、などを目標にしておけばやる気がおきます。まずは、出来る程度の目標を掲げて少しずつ始めてみましょう。
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