終活とは人生をより良く生きる作法

終活とは?エンディングノート・親の介護・老後の生活など、自分らしい最期を迎えるために必要なことを考えています。

終活を考えている方は、この年末まずは掃除から始めてみませんか

 

あなたが突然死んだら、その遺品整理だれがする?

さて、年末を迎え、大掃除を予定されている方も多いことでしょう。せっかくなので、この大掃除を「生前整理」の機会にしてみませんか。今回のテーマは「もし、あなたが突然死んだら、その遺品だれが整理する? まずは終活を掃除から始めよう」です。 

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日本人に多いポックリ死願望、本人は良いかもしれないが...

日本人には、「ポックリ」死にたいと考えている人は多いといわれています。良く言われる「PPK」(ピンピンコロリ)ですね。簡単に言えば、死ぬ直前まで元気で、突然亡くなることです。

Wikipediaでは「ピンピンコロリ」とは「病気に苦しむことなく、元気に長生きし、病まずにコロリと死のうという意味の標語」と定義されています。この言葉は、1979年に長野県体育学会における発表論文に登場したのがその由来とされています。

第一生命経済研究所が2003年に全国の男女792名(40歳~79歳)に行った調査でも、「どんな最期が理想だと思うか?」の質問に対して、最も多かった答えは「心筋梗塞などである日突然死ぬ」(64.6%)でした。

 

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引用:第一生命経済研究所が2003年に全国の男女792名(40歳~79歳)に行った調査

 この結果を見ても、日本人のポックリ死(突然死)願望、すなわち「ピンピンコロリ」を望む人が多いことがわかりますね。

2010年にも同じ調査が行われているようですが、「ポックリ」を望む人の割合は75.9%とさらに増えて結果が出ているようです。

 これは、自身も病気治療などで苦しみたくないし、看病や介護で家族に精神的負担や経済的な負担をかけたくないとの気持ちの表れでしょう。

ポックリで突然亡くなったら、遺品の大半はゴミの可能性がある

 しかし、もし、あなたがポックリで突然亡くなったら、家の中にある家財はどうなるか考えたことはありますか。核家族が増えて、子供とは別に暮している方も多いと思います。そうすれば、家財(服や写真などの私的な物、食器や家具など)も残された家族が遺品整理を行うことになるでしょう。遺品の大半は不要品です。つまりゴミということになります。もちろん家族が片付けるにはかなりの労力が掛りますし、専門業者に依頼すれば費用もかかります。

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だから、この年末、終活を大掃除から始めてみませんかという提案なのです。「もし今晩、ポックリ死んだら、家の中にどれだけ不要品があるか?」考えてみましょう。

そうすれば、家財を必要なもの、不要なものに分けて、不要なものは思い切ってゴミとして捨てる踏ん切りがつくでしょう。残される家族の為にもこの機会に家財を減らしておきましょう。

荷物や家財が増える背景は

どうしても荷物や家財が増えてしまう背景には、日本人の持ち家志向と核家族化も影響しているでしょう。 

昭和30年代から高度経済成長期以降、家を持つことが日本人の人生の目標でした(持ち家志向)。その当時は主流だった三世代同居(祖父母、父母、子など3つの世代がひとつ屋根の下に住んでいる世帯)に応じて広い家を建てましたが、その後は子や孫は独立して家に住んでいるのは高齢者が一人だけというパターンが増えています。 

統計では65歳以上の人がいる世帯は、1980年には50%以上だったようですが、2016年には11%にも減っています。代わって増えたのが夫婦のみと単身者の世帯。合計で60%近くに達しています。 

居住年数が長くなれば荷物はどうしても増えてしまいます。しかも、部屋の数が多いので置き場所には困らない。捨てるがもったいない、面倒くさいでそのまま置きっ放しにしまう。そうして、どんどんモノが増えていくという図式です。

遺品整理より生前整理が処分料が安い訳  

専門業者に依頼する場合は、業者で異なりますが、料金の基本は処分品の量で決まります。部屋の広さに応じて量は見当がつくので部屋のタイプで金額を示すところもあるようです。主に関東・東海・近畿で営業する大手遺品整理業者では1Kなら4万~8万円、1LDKは8万~16万円、2LDKは15万~25万円、3LDKは20万~35万円を目安に挙げています。 

生前整理も遺品整理も事前に業者が現地を訪ねて見積もりを取って契約し、作業日に不用品を分別して搬出する流れはどちらも同じなのですが、遺品整理はほとんどが不用品です。生前整理では今後も使うものは残すことになります。同じ広さの部屋なら一般に遺品整理の方が処分品が多いので料金は高くなるようです。 

整理業者は全国で6千社とも1万社ともいわれています。過去の実績に加え、遺品整理協会認定業者か、遺品整理士などの資格者がいるか、リサイクルやリユースの資格があるかを確認したり、相見積もりをとって比較したりして選ぶのが重要です。そして、実際の作業には本人や家族ができる限り立ち会うことをお勧めします。

生前整理は信頼出来る専門業者に依頼しましょう

「遺品整理プログレス」は、お客様満足度93%以上(楽天リサーチ調べ)の評価を受けている遺品整理協会認定優良事業所。遺品整理士が在籍する生前整理、遺品整理の専門業者で、業界最安値!日本全国対応できめ細かいサービスをしています。

処分費用を抑えるため独自のリサイクルシステムにより高値での買取も行っているので、買取できるものがあった場合には、作業費用から減額することも可能な優良事業所です。 

親世代も子供世代も考えて行動するきっかけに

日本経済新聞が昨年(2017年)終活の内容を読者に聞いたところ、「遺品を少なくするための片付け(生前整理)」や「あらかじめ遺品整理をプロに頼む」が計11%に上ったそうです(複数回答。経験済み、準備中を含む)。 

死後や終末期の希望などを記すエンディングノートの作成や終活セミナー参加などに次いで多かったようで、片付け(生前整理)は高齢者自身や親の終活の重要なテーマになっているようです。 

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もちろん、今年の大掃除の時だけで、生前整理が総てできる訳ではありませんが、「もし自分が突然なくなったら」と考えて行動するきっかけにしてみてはどうでしょうか。実家を、親がいるうちに片付けしたいと思っている子供世代にとっても、実家の片付けについて親に促す良い機会になると思います。まずは行動してみましょう。

  

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