終活とは人生をより良く生きる作法

終活とは?エンディングノート・親の介護・老後の生活など、自分らしい最期を迎えるために必要なことを考えています。

財前直見さんも持っている「終活ライフケアプランナー」とはどんな資格?

財前直見さんも持っている資格「終活ライフケアプランナー」 

いまや数々の作品に出演され大女優に成長されている財前直見さんが、「終活」に取組んでいると公表されていてることをご存じでしょうか。なんと『終活ライフケアプランナー』の資格まで取得しているのです。

財前直見さんと言えば、1984年に東亜国内空港(現在は日本航空)の沖縄キャンペーンガールに選ばれ芸能界デビュー。以後、数々の作品に出演されていて、最近では、柴咲コウさんが主演を務めたNHK大河「おんな城主直虎」では祐椿尼を好演しています。

 プライベートでは2012年に離婚されています。現在52歳(2019年1月現在)で、一人息子のシングルマザーとして頑張っておられます。そんな財前さんは、昨年の11月の「NHKクローズアップ現代+」にも出演して、終活に対する取り組みや考えた方などを話されています。 

 

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今回は財前さんも取得している「終活ライフケアプランナー」についてどのような資格なのか、どうすれば取得できるのか?講座は?試験の難易度は?仕事や収入は?など気になるところについて紹介します。

 

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「終活ライフケアプランナー」とはどんな資格なのか

(一財)日本能力開発推進機構(JADP)では次のように定義しています。

「終活」に関して熟知し、終活の有効性を伝えることができ必要なサポート・アドバイスを行うことができるスキルを証明するものです。保険・金融・不動産・葬儀関連・医療・福祉など「人生のエンディング」に関わるすべての方々に推奨している資格

つまり、相続、遺言、保険、葬儀、お墓、介護など、ご本人やご家族がどの分野に悩んでいるのかを的確にとらえて、専門家への架け橋としてサポートしていくのが終活ライフケアプランナーの仕事です。 

どんな人にお勧めなのか

「人生の終末」という、とてもデリケートな対応が求められる仕事のため、心理学やカウンセリング、コーチングなどのスキルも必要となります。葬儀のアドバイスなどを担当されている方、生命保険の仕事をされている方はもちろん、相続などを手がけるたり相談を受けられる法律家の方におすすめの資格です。もちろんそのような仕事をしていなくても、ご自身や家族のために何か「終活」に関する資格の取得を目指している方にもお勧めの資格です。

 エンディングノートを勧めることも大事なことのひとつ 

「どうして終活をするのか?」、「自分らしい終活とはどんなものか?」など、終活の目的やゴールを考える時の手段として、エンディングノートの活用をお勧めすることも終活ライフケアプランナーの大事な仕事のひとつです。

 たとえば、自分史を書くことで自身の人生を振り返り、自分自身がどのように形成・成長してきたのかわかります。そうすることにより、これからどんな人生を過ごしていくたいのかが明確になるでしょうん。

そうすれば、財産、葬儀、お墓などはどうしたいか、家族に伝えておきたい思いなど色々なことが明確になってくるのではないでしょうか。終活ライフケアプランナーは、エンディングノートを通して、いわば人生の振り返りを手伝い、悔いの無いよりよい人生を過ごすためには、どうすればよいのかをサポートをしていくものなのです。

 

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 どうすれば取得できるのか

終活ライフケアプランナーの資格試験は「一般財団法人 日本能力開発推進協会 (JADP)」が実施団体となって行っています。実務経験は必要としませんが、受験資格は協会指定の認定教育機関が行なう教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者となっています。

この、認定教育機関となっているのが「キャリアカレッジジャパンの終活ライフケアプランナー養成講座」です。現在のところ、この講座しか認定されている講座はないようなので、受験にはこの講座を終了することが必須となります。

 しかし、同講座は通信講座で自宅で学習が可能ですし、試験も随時自宅で受験可能です。受験料は5,600円(税込)かかりますが、合格基準も得点率70%以上となっていますので、取得しやすい資格といえるでしょう。

キャリアカレッジジャパンのHPによれば、講座の費用は37,000円(税別・ネット申込で10,000円OFF)標準的な受講期間は3ヶ月となっています。

資格試験概要 | 終活ライフケアプランナー養成講座 | 通信教育のキャリアカレッジジャパン

(参考)

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 引用:キャリアカレッジジャパンHP 

 

資格を生かした仕事や収入は

自身で終活セミナーや相談会などを主催する

 「終活」といっても、遺言、相続、保険、介護、葬儀、お墓などその内容は多岐に渡ります。相談者にとっては終活を始めたいが、どこからどのようにすればよいのかわからないという方がほとんどでしょう。

 そこで、さまざまな分野の専門家を招いて、参加者の「終活」を支援する、終活セミナー、終活相談会、終活体験ツアー、終活フェアーなどを企画します。自身が主催者となる場合には、参加者と専門業者との間に契約を取り交わし、契約代金の一部を報酬として受け取る。

反対に、専門業者から「終活ライフケアプランナー」として終活相談会や体験ツアーなどの開催を依頼された場合は、講師費用やコンサルティング費用をいただく形となるでしょう。

相談者やご家族へのカウンセリング

 終活をされている方やご家族の中には、近づく「人生の終末」を受け入れることができず、苦しんでいる方おられます。そんな時に「死」と「生」に対するとらえ方をお話ししながら、人生の価値について一緒に考え、心を癒すサポートをすることも大切な仕事の一つです。

こうした活動が終活ライフケアプランナーとしての評価を高め、セミナーなどにつなげて行くことも可能でしょう。 

エンディングノートの作成補助 

終活の目的やゴールを定めることが出来ずに悩んでいる相談者に、エンディングノートの作成をサポートするのも終活ライフケアプランナーの大切な仕事の一つです。報酬の相場は5,000円~10,000円程度のようですが、セミナーや相談会のイベントの一つとして「無料」で行なえば、企画の目玉になり、集客効果も期待できます。

 資格を生かせる業界 

葬儀業界、保険業界と相性がいいのは言うまでもありません。資格を名刺に記載すればお客様へとの信頼につながります。ご自身が講師・司会として相談会を開催すれば、新規顧客の開拓にも有効です。

医療・福祉業界は講座で学習する「死生観」の知識やカウンセリングスキルなどが、患者さんやご家族の心を癒すために非常に役立つでしょう。

 

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終活ライフケアプランナーに求められる資質

終活ライフケアプランナーの仕事は、「人生の終末」に関わる仕事です。専門の知識はもちろんですが、相談者やご家族へのデリケートな対応が非常に重要となります。収入よりも、相手の立場や気持ちを優先した対応ができるかどうかが大切なことです。

終活ライフケアプランナーは、「終活」に関する専門家としての自覚を強く持ち、社会に貢献する意識を常に持っているように心がけることが必要でしょう。

 

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